大崎市80Kmの東西の融合! 鬼首と大貫 時代の閉塞状況を一緒になって打ち破ろう!

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昨日は大貫地区の自治研修会メンバー15人ほどが鬼首地区の公民館を事業の研修のため訪れた。

鬼首はお米作りで苦心し続けていた地域でもある。なんと、30種類もの銘柄のお米を作付けしている稀有な地域なのだ。その年により、他の地域よりも気象条件がきびしいことで、ある品種がだめでも他方の品種は取れ高が多いとか、あらゆる凶作対応として品種が多いのだそうである。そんな努力の甲斐あってか?なんと「ゆきむすび」が大人気、しかし、一般の方には手に入らない、旅館などへの供給のみとか?しかし、苦労も多く、全てが天日干し条件で、100ヘクタールほどの作付面積らしい。

そんなん中、鬼首の課題は多い。6割以上が60歳を超えている過疎高齢化、そのことにより地域活動参加者の固定化、耕作放棄地の増加、ゴルフ場の閉鎖、その場所へのメガソーラ計画、小学校の統合案への対応、空き地率の増加等々、数え上げたらきりがない、大貫地区も同様の問題を抱えているといっても過言ではない。

そんな中、元気な事業活動が行われている。敬老会、市道路肩草刈り、鬼首フォトコンテスト(有料アルバム好評)、弦楽合奏団コンサート、スノーフェスティバル、鬼首の里盆踊り協賛、新入生交通安全帽子贈呈、スノーバスターズ(高齢者除雪支援)、鬼首だより発行、鬼首カレンダー発行、関東ふるさと会への情報提供/交流、体験型教育受け入れ等です。

ともあれ、今こそ、地域資源を発掘しながら、共々に地域の掘り起こし、再生にチャレンジあるのみ!鬼首の皆さんファイト!!!!大貫ファイト!!!!ファイト!!!!

盛り上がった視察の後はおなかがペコペコ状態、ホテルオニコウベで”ヘルシージンギスカン”を目の前で焼きながらおいしくごちそうになった。平日にもかかわらず、紅葉の季節とあってか、次から次へと観光客が訪れていた。これが、通年続くといいなあ~と思いながらあとにした。

次の視察地は、この地域にある標高530mにある鬼首地熱発電所も発電所ならではの硫黄臭漂うなか見学させて頂いた。この施設は2010.10.17に水蒸気爆発の噴気災害も経験し、継続危機を迎えた。一部設備が損壊し、大幅出力低下を余儀なくされており、平成29年度に所廃止となるそうだ。しかし、設備を更新し、平成35年には5年の工事を経た後、運転を開始する計画をしている。

地熱発電所の近くには江合川の源流(水神様)があり、お水、お水に感謝しながら次の視察地、鳴子ダムへと向かった。

鳴子ダムは先日、土木遺産ツアーでダムの下から200mを見上げたばかりであったが、昨日は紅葉の鳴子ダムを満喫し、自分自身の英気も満タンになったところで、帰路に就いた。